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2019.05.23

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塩ビ管ドリフトって何者だ?PVCドリ走行会レポート

PVCドリフトとはFFの軽自動車のリヤタイヤに塩ビ管をはめることで、 リヤタイヤが滑り放題になるという新ジャンルのドリフトだ。 10年以上前から細々と活動していたのだが、近年のFRドリ車の高騰でにわかに注目される存在に。 ベース車両はごくフツーのFFの軽自動車で改造費はほぼゼロ。 塩ビ管も1本2500円と、FRのドリフトと比べてまったくお金がかからない。 愛好者が増えつつあるPVCドリフト、その走行会の模様をレポートしてみたぞ。

今回は筑波サーキットのジムカーナ場で行われたガレージ38Kの走行会にお邪魔した。

最近設立されたという全日本PVCドリフト協会の三宅さんに、PVCドリフトとは何なのかを紹介してもらった。

 

必要な作業は塩ビ管をタイヤにはめるだけ。

組付けは、空気を抜いたタイヤをバール2本でスキマをつくりながら圧入する。

NAのままで十分楽しめるが、冷却用のタイヤスプレーはつけたほうが良い。これがないと、ドライの日は塩ビ管が熱ですぐ割れてしまう。

レポーターはPVCドリフト参加2回目の水貝(久保川)澄花にお願いした。

かつてD1レディースリーグで無敵を誇った女王もPVCドリフトには翻弄される。

さらに今回は同じくレディースで活躍していた長沢あかりも登場。

PVCドリフト初体験の彼女、コースイン早々豪快にスピン。横の水貝大爆笑。

結局なにもできないまま終了。ドリフトの腕には相当自信のある2人でも、PVCドリフトとなるとこのありさま。FRのアクセルワークが無意識に出てしまい、それが挙動を乱す原因になっているようだ。

PVCドリフト歴2年の上級者にも話を聞いた。

現在はFRドリフトへのステップアップのためにPVCドリフトをやっているとのこと。

PVCドリフトを始めるにあたり、絶対に守って欲しいことは、公道で使わないこと。サーキットには許可をとってから走ること。

筑波サーキット、富士スピードウェイでは定期的に走行会が行われているから興味のある人は是非チェックしてみてね。

取材協力:全日本PVCドリフト協会/ガレージ38K

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