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2019.12.21

チューニングカー

86最速決定戦 in 筑波サーキット 前編

86最速決定戦 in 筑波サーキット V OPT 243 ①

2014年春、86最速を決める「86スーパーラップ」を筑波で開催しました。

「二人で86最速車両を決めるぞ!」
今回は、この男「ラーマン山田」の姿は筑波にありません。

今日はこちらの3台で最速を決めます。

先ずは2012年冬に「58″808」を叩き出したHKS86。

続いて2013年冬に「57″972」を記録したラスティ86。当時、筑波最速86はラスティのものでした。

そしてエスプリは2013年HKSプレミアムデイで86富士スピードウェイ最速の「1’51″885」を記録しました。
86筑波最速を決めるには、十分なメンツです。

トップバッターは西の名門「エスプリ」。

取り敢えず1分切りを目標に「街乗りでも行ける仕様」で持ち込みました。

ワンオフパーツ無しの2.2.リッターに、ターボはレガシー用を流用しています。

ブレーキはポルシェ製を流用しています。

リアはウィルウッドです。

タイヤはRE11S。

レジェンドチューナー「前川やしち」が語るこのマシンのゴール地点は?
「1分を切ってそこからステップアップをしたい。」

エスプリ担当は元々はラーマン山田。今回、代打のMAX織戸、やる気満々でスタートです!

最初からおもっきり攻めまくります。

先ずは第一の目標1分切りを楽々達成!
ここからどう仕上げていくんでしょうか?

続いてはラスティ86。

前回はラスティ独自のレギュレーションでほとんど軽量化していませんでした。
ナビ付きエアコン付きでしたが、今回は本気で攻めることにして徹底的な軽量化を行いました。

フロントディフューザーはワンオフのベニヤ板製、リアウイングはオリジナルです。

2リッターのエンジンはオリジナルピストン、GTX3076で555馬力を発生しています。

ブレーキシステムはエンドレスです。

徹底した軽量化でリアはドンガラ状態になっています。

が、ここに大きな落とし穴がありました。

トラクションコントロールの解除ができない状態になってしまっています。
その原因とは、、、トラクションコントロールの解除にはサイドブレーキが必要なのですが、軽量化を推し進めるにあたりサイドブレーキのワイヤーを外してしまっていたのです。なんてオッチョコチョイな・・・・。何とか走行までにワイヤーをつなぎなおし、事なきを得ました。

ひとまず無事にアタックに挑む織戸。しかし、80Rでリアがブレークして吹っ飛びそうになります。

流石プロの運ちゃん!織戸しっかりまとめて「58″612」。
ピットへ帰ってすぐにマシン調整を頼む織戸。
リアが軽くてトラクションがかからない。軽量化のデメリットが出た感じです。

満を持して登場、チューニング界の巨人「HKS」。

今回の仕様はD1マシンそのもので、車高を下げてフロントの調整をしたのみです。

発売間近のHKS2.1リッターキットにスーパーチャージャー「GT7040」搭載で500馬力仕様です。

さらにNOSを噴けば600馬力となります。

サスペンションはハイパーマックスマックス4でブレーキはエンドレスです。

足まわりはHKSワンオフ品でフルピロ化しています。

タイヤはSタイヤの「A050」。

チューニング界の巨人が狙う記録とは?
アンダー鈴木が持つ52秒台に何年かかけて持っていきたいそうです。

ひとまず様子見で走った谷口の記録は。。。なんと「58″416」。

しかし、谷口はスタッフに不安を漏らします。

不安がるスタッフ。

笑って見守る総監督。

再びコースへ戻る谷口。

快調に攻めていく谷口。

出ました!「57″438」で86最速の座をゲット!  流石HKS&谷口信輝です。

最速記録更新です!

この続きは後半で。

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