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クルマのオモシロ映像満載!
今日紹介するのはワールド・タイム・アタック・チャレンジ略して「WTAC」。
オーストラリア・シドニーで行われる世界最速を争うタイムアタックの一大イベントです。
主催者はV-OPTの名物企画「筑波スーパーラップ」に感銘を受けて開催を始めたそうです。
2010年から世界大会として毎年開催され、お客さんの数は1万人を超えると言います。
そんな「WTAC」開始から2年連続優勝という金字塔をうち立てたのが、「CYBER EVO」と「ラーマン山田」のコンビです。
その快挙を裏方として支えたのが、この男「VOLTEX中嶋昭宏」です。
まずは「VOLTEX」を紹介しましょう。
1992年創業の三重県鈴鹿市に居を構えるGTカーのウイングやカーボンボディを製作するエアロメーカーです。
代表の中嶋さんはイギリスでジャンアレジ等のエンジニアをしていた「クロスビーG.R.P」において、カーボンコンポジットショップで修行した職人です。
今でこそ、押しも押されぬタイムアタックNo.1チームとなった「チルトン」ですが、参戦から数年はなかなか優勝する事は出来ませんでした。
WTACの空力ノウハウは非常に厳しい争いの下で磨き上げられます。そのノウハウを製品にフィードバックして、論拠のあるデザイン性の高い物を作っているのが「VOLTEX」なのです。
今では伝説のチャンピオンと言われる「チルトン」ですが、WTAC参戦から初優勝までの道のりは平坦ではありませんでした。
初開催から参戦するも、3年間無冠でした。そんな「チルトン」に加入したのが中嶋さんだったのです。
初優勝を収めた際、「チルトン」のドライバーはカメラへこう語っています。
「中嶋がいなかったらチャンピオンは無かった」と。
ちなみに、V-OPTでなじみのある「サイバーEVO」は2010年からWTAC 2連覇でセンセーショナルなデビューを飾りました。
2011年も接戦の中、優勝することができました。
優勝の秘訣はズバリ空力。他車に比べ、かなり先に進んだレベルだったのです。
当時サイバーEVOのライバル「シェイラシェイラエボ」はコスワースの2.2リッターエンジン搭載の750馬力であり、アメリカチームの資金力は凄かったのです。
チルトンのために日本の風洞施設でチルトンバージョンのエボを仮想で作って実験し、筑波へオーストラリアからチルトンを呼んで作りあげたのが、チルトンが初優勝した際のエアロなのです。
「VOLTEX」は世界で抜群の信頼を得ているのです。
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